| 平野、復活への希望3戦連続H |
マツダオールスターゲーム第3戦(23日、全パ6−2全セ、盛岡)派手さはなくとも、いぶし銀の活躍が光った。全セの阪神・平野がオールスターで3戦連続安打をマーク。みちのくの舞台で存在感を示した。
「素晴らしいメンバーとプレーできるのは幸せ。選んでいただいたファンの方に感謝です」
「2番・二塁」の“定位置”でスタメンに名を連ね、見せ場は三回二死走者なしだった。2番手・塩見(楽天)の初球の真っすぐをジャストミート。鋭いライナーではじき返した打球は中前で弾んだ。昨年は1度も快音を響かせられなかったが、10年(2試合)のブラゼル、昨年のマートンに続き、虎戦士で3年連続の球宴全試合安打。打率・500(6打数3安打)と好結果を残した。
岩手県営球場には懐かしい空気が流れていた。オリックス時代の2005年7月12日の楽天戦。プロ4年目に唯一、グラウンドを踏んでいた。「(大学野球の)日米(野球)でも来たかなあ…」。それでも、試合前の準備はおろそかにしなかった。セ・リーグでは誰よりも早く打球捕を行い、地方球場独特の土のグラウンド状態を確認。すべては全力プレーをするためだ。スタンドには東日本大震災の被災地の野球少年ら約2400人が招待されていた。1人のプロ野球選手として、一切手を抜くことなくあるべき姿を届けた。
「本当にチームのためにファンのために全力で頑張っていきたい」
初めてファン投票で選出された3年連続4度目の祭典はあっという間に終わった。チームでは7月に打率・083(48打数4安打)と苦しんだが、心身ともにリフレッシュ。虎のガッツマンが後半戦で再加速する。
(サンケイスポーツ)
7/23(月) 球宴(第3戦) 全パ 6 − 2 全セ (盛岡)
最優秀選手賞 陽(日)
敢闘選手賞 中田(日)、岸(西)、畠山(ヤ)
HRダービー 阿部(巨)
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オールスターゲームで選手達が活躍!
( 2012.07.24 Tuesday )